前へ
次へ

花粉症に学ぶアレルギー

食物アレルギーやアトピー性皮膚炎の人は日々暮らしに気を使い、症状が出ないように過ごしています。
我慢のできない子どもの場合はさらにたいへんで、保護者は苦労をして育てることになります。
しかし、食物アレルギーもアトピー性皮膚炎もない健康体の人は、なかなかアレルギーの人に対して理解が遅いのが現状です。
「食べられないのは甘え」「気持ちが弱いから湿疹が出る」など間違った認識を押し付けられ、傷つく患者も多いです。
もし自分に花粉症の症状があるなら、「これが季節を問わずに、もっとひどい症状で続くのか」と考えてみるといいでしょう。
花粉がアレルゲンなのと同じように、小麦がアレルゲンだったり卵がアレルゲンだったりする人もいます。
もし周囲に理解のたりない人がいたら、花粉症を例に挙げると伝わりやすいかもしれません。
さらに、なかなか花粉症ではそこまで重篤にはなりませんが、アレルゲン食物の場合にはもっとひどい症状が起こります。
無理せず自分のつらさを伝えてみることが大切でしょう。

Page Top