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どれだけ食べたらアレルギー症状が出るのか

今、3歳以上の小児には、診療上必要であり、保護者希望であればアレルギーの採血検査が行われています。
他に、必要に応じてプリックテストなど、皮膚テストや食物アレルギーの負荷試験を行っています。
ちなみに、2歳までの乳幼児の場合、アトピー性皮膚炎の状態でありながら食物アレルギーの症状に見舞われるケースが増えているようです。
実際に、我が家の子供達も同じです。
そこで小児科では、スキンケア、ステロイド軟膏療法、環境整備の指導を優先させていて、改善の兆しの有無を確認しています。
採血すれば様々なことが分かるイメージがありますが、実際のところ4品目で食物経口負荷試験の陽性率が判断できるまでにとどまっています。
保護者が知りたいのは、どれくらいの量が食べられるのか、いつになったら食べられるのか、そうした完治へ向けた情報です。
例えば、皮膚テストで感作が証明されていなかった食べ物、それを口にしたらアレルギー症状が起きてしまう、そうしたお子さんもいます。
不思議な話ではありますが、食べても症状が出ないお子さんもいます。
どっちにしても、負荷試験を受けてみなければ、本当の意味で知りたい情報は得られませんから、やはり負荷試験は受けましょう。

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